わたしとお茶、あれこれ


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『二杯目』

日本茶好きの家庭に育ちました。
父も母も、食事中には必ず夏以外は緑茶を一緒にいただきました。夏でもお菓子を食べる時は必ず暑い緑茶でした。

そんなものと思っていましたので、結婚して
食事中に当たり前のように緑茶を飲んでいたのですが、妻からそれはへんだ、お茶は食後ではないかと言う意見がありまして、まぁ食後に戴く方が落ち着くのかなといまでは、食後に緑茶をいただくようになりました。

紅茶は一杯で十分です。二杯飲むと体質でしょうが喉がいがらっぽくなるのです。緑茶は食後に小さな湯飲みでは物足りないので、すし屋さんにあるような大きな湯のみで二杯ぐらい飲みます。

お茶の葉の美味しいのは結構いい値段しますが、そこそこの値段でも押しいいものもあります。専門のお茶屋さんで購入しているのですが、美味しいお茶の葉が入荷した時は勧めてくれます。緑茶にくき葉を混ぜたグラム900円ほどの静岡の銘柄が今のところ安定した美味しさで、我が家の定番になっています。


『本当に美味しいお茶』

今の時代、お茶とはペットボトルに入っていて気軽に買って飲むもの、という感覚ですよね。しかし、10年前まではどうだったでしょうか?お茶を150円も出して買う、という感覚ってありましたか?私は今でもありません。お茶に150円?って思ってしまいます。考え方が古いんですね、きっと。いや、そこまでお茶が飲みたいと思う機会が、今はないから…といってもいいかもしれません。

そんな私が高校時代に、テニス部に所属していました。真夏の暑い日も、自由に飲み物は飲めません。唯一、休憩のときに飲めるだけです。

その時に、マネージャーが、水道水に麦茶パックを入れたものを用意してくれていました。好きなだけ飲めたのでした。まさに命の飲み物。今は熱中症が注目されていますが、その頃は、スポーツをしている時に飲み物を飲むのは甘え、という考え方がありました。彼女はたまに、特別な日だけ近くの氷屋さんで大きな氷を買ってきて割り、その麦茶に入れてくれたりしました。めちゃくちゃうれしかったのを覚えています。

そう考えると、私の中のお茶というものへの感覚ってあの頃とずいぶん違うな、とつくづく思います。あの頃はあんなおいしくて生き返るものはないと思っていましたから。そういう意味では幸せだったのかもしれません。


『鹿児島にて』

私は、緑茶が大好きです。鹿児島で育ったというせいもありますが、ほかの県の方に比べてよく飲むほうだと思います。ペットボトルを買って飲むのより、家でほっとしたときに自分で入れて飲むのが好きです。

毎日の食事のときは安い緑茶を、午後のティータイムとかは、しっかりと濃く出したとろみのあるお茶を飲みます。お湯の温度によって香りや色の出方が違うので、その時期にあわせて抽出を楽しんでいます。

主人はもっぱらのペットボトル派でしたが、結婚してからは私と一緒で自分で急須でいれたお茶を好んで飲むようになりました。夏場は茶葉を水に入れて水出し茶というのを作って冷蔵庫にストックしてましたが、これからはホットの季節ですね!

緑茶はカテキンが含まれてるので毎日の手洗いうがいに使用すると、インフルエンザの予防にもつながるとのことですので、でがらしを使って、今年の冬は家族で予防を徹底して、インフルエンザに負けないようにしたいと思っています。


『営業先で』

37歳の独身サラリーマンです。35歳を超えた辺からなんというか味覚が変わってきまして、日本茶がかなり美味しく感じるようになってきました。

仕事は個人営業をしているのですが、営業先にお邪魔するとコーヒーとか麦茶とか出していただくことが多いのですが、30歳くらいまではなんの違和感もなく麦茶を美味しくいただいておりましたが、最近は暖かい日本茶を出して頂くのが他のどんな飲み物を出して頂くより嬉しいです。

日本茶のふるまい

なんというか非常に落ち着きます。
最近は特にご年配の方の家にお邪魔することが多いので、お茶の煎れ方がお上手なので、心がより心が落ち着きます。


『ひと時』

日本人の食卓にかかせないものと言えば、やはりお茶でしょう。
洋風ごはんも捨てがたいですが、日本人のDNAに刻まれている
「炊きたてごはん」に最も合うのはお茶だと思います。

痩せると噂のウーロン茶や健康茶も良いですが、
緑茶のリラックス感も捨てがたいですよね。

緑茶のリラックス成分はアミノ酸の一種テアニンです。
ちなみにちょっと高価になりますが玉露といったものが
成分が多いようです。

毎日とはいかないまでも、自分へのプチ贅沢に緑茶だなんて
なかなかおしゃれだなあと思います。
そんな時は少し良い器を使ってみて、贅沢なひと時を楽しむのも
いいです。


『おばあちゃん』

私はおばあちゃんっ子でした。朝からは必ず2杯、おやつの時間に夜の食後と、緑茶は毎日の生活の中に欠かせないものでした。朝はどんなに急いでいても1杯ではなく、2杯飲まされていました。1杯だと仏様と一緒だからということと、朝にそんなに急いでもしょうがないということでした。

おやつの時間はご近所中の人が煮物などを持ち寄ってにぎやかに話をしながら楽しんでいます。そうやって緑茶を飲みながら会話を楽しむことが、長生きの秘訣なのかもしれません。

おばあちゃんは飲み終わった茶がらを少し乾燥させて畳に撒いて畳の掃除のも利用していました。畳のほこりが少し湿っている茶がらにからまるというこてでした。
おばあちゃんってすごいなといつもおもいます。


『茶と共に』

毎日コーヒー、紅茶、麦茶、緑茶をのんでいますが、朝一番は、緑茶を飲んでいます。朝起きると体が緑茶を要求してきます。

他の人は朝一番は水を飲むと言われていますが、私は温かいお茶を飲むと気持ちがホッとします。眠っていた体が目覚めていくのが分かります。それからはコーヒーを飲んだり紅茶を飲んだりしています。合計すると、一日に二十回以上は飲んでいます。

喉がよく渇き、喉を閏わしていないと風邪をひきそうになります。緑茶は殺菌効果があると聞いています。そのためか風邪をひく事はほとんどありません。自宅にはお茶の木が生えていて最近はその新芽を摘みお茶を炒って飲む事もあります。なかなかの味で癒されます。五月が待ち遠しくなっています。


『思い出の苦いお茶』

私が学生時代の初めてバイトは歯医者での雑用だった。掃除、買い物、事務的なことからなんでもやりました。ある時、買い物を頼まれた中に「日本茶」が含まれていました。

近くのスーパーのお茶のコーナーを見たら、いろんなお茶はずらりと並んでいました。それまで日本茶は自分で買ったことはありませんし、どれを買っていいのかさっぱりわかりませんでした。種類、金額、いろいろありすぎたのです。

あまり高いものを選んで失敗したらと不安があったので、一番安いものを買って帰ったら、

「こんな安いものを買ってきて!」

と驚かれました。

最初から銘柄か金額指定してくれたらいいのに~と内心文句で一杯でしたが、謝るしかありませんでした。そしてやはり一番安いお茶はそれなりの味でした。
今はおいしいお茶を楽しみに、初バイト苦い思い出を思い出しています。


『落ち着く』

緑茶は温かいものも冷たいものもどちらも本当に美味しく、心落ち着きます。やはり日本人特有のものなのか緑茶にはホッとさせてくれるパワーがあるような気がします。ひと口に緑茶といってもかなり多くの種類があり、もちろん数種類しか口にしたことはないのですが、福岡県の八女茶は風味が柔らかくとても美味しいお茶でした。

よく、緑茶にはカフェインが多く含まれているために寝る前に飲むと興奮して眠れなくなると言われていますが、私は個人的には寝る前の一杯がむしろ快眠できるような気がしています。緑茶には発ガン作用抑制効果やダイエット効果もあるようでこれからも美味しくいただきたいですね。


『足柄茶』

うちの地元は足柄茶というものが栽培されていました。僕は、子供のころ、この足柄茶が結構好きで、飲みまくっていました。なんせ、色が出なくても飲んでいたのですから、お湯ですね。さらに、今の年齢になって、あれは、知人からもらったどこかのお茶と聞いて愕然としました。年齢があがってから気がつく驚きです。

お茶の味について語れるほどの味覚はないのですが、今のペットボトルはどうかなあと思いますね。本当のお茶は陶芸家の作った急須に湯のみ、それに注いで、寒い時期はみかんと一緒に外の寒気を感じながら飲む、うちはそうだったので。勿論手軽ですし、急須のお茶をペットボトルに入れるという手もあるのですが。

その土地柄の文化が好きです。国全体の伝統と戦争を皮切りにアメリカ文化が介入して混ざったもの。お茶自体、外国では栄養に良いとされていて、僕はわからないのですけれど、昔お茶のガムというものが出ていたくらい、お茶は虫歯予防に良いとは小説で読みました。
日本の文化や、家族がいるなら、地方などで文字通り、お茶会をしてもいいのではないだろうかと僕は思います。カルチャーの大切さ、国民性の良さ、日本茶は日本のよさがあるのだと思います。


『冷たい緑茶』

子どもの頃、急須で入れた緑茶を苦いと思った。
それを、毎回おいしそうに飲む両親が不思議だった。大人になるって、苦い経験をする事かと思った。あれから半世紀が経った。

今、「一番好きな飲み物は?」と尋ねられたら、間違いなく、冷えた緑茶と即答できる。
とりわけ夏場は、冷たい緑茶さえあれば何もいらないと思えるほど好きだ。

私も、違いが分かる年齢になったという事なのかな。それとも、お茶以外に苦い経験をいっぱい味わったからかな。日本人でよかったと思う。ハワイで買ったペットボトルの緑茶が甘かった時、それを確信した。

千利休が飲んだら何と言うだろう?そう考えたら笑えた。
大袈裟だけど、わびさびを教えてくれた両親も母だけになった。急須で入れるのが大変と言う母。「大丈夫、粉末タイプがあるよ」と持参したら、母はとても嬉しそうな笑顔をした。


『家族』

主人と結婚して3年。最初の頃、「食事の後に、お湯を沸かして、急須にお茶葉を入れてお茶を出してくれる人と結婚してよかった」と何気なく言ってくれたことが、とても嬉しく印象に残っている。

普段の和食の後には緑茶を。少し油っこい肉料理のあとにはほうじ茶を。などと色んな日本茶を楽しんでいます。あと、甘い和菓子の時には抽出時間を長めに設定して、渋めのお茶を出すようにしています。

食事とともにお茶を楽しむのは、私の両親が何気なくしてきてくれたこと。主人のご両親もそうやってこられたんだなぁと、思うと、不思議と食後のお茶タイムがとても大切なことに思えて来て、お茶を淹れる背筋がピンと伸びます。私の子どもにも、お食事の後の緑茶、ぜひ受け継いでほしいな。

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